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[あらすじ] あゝ同期の桜(1967/日)

海軍飛行予備学生の歴史の中で、第十四期だけが志願でなく徴兵で海軍に入り、それも徴兵猶予停止という非常事態に基づいたものであった。各地の大学・高専から文系学生が冷たい雨が降りしきる神宮外苑に集められた。「学徒壮行出陣式」である。1943年に海軍飛行予備学生となった第十四期は3,323名。そのうち411名が帰らぬ人となり、その中でも163名が特攻によるものであった。そんな若者たちの遺書を戦後、かつての同期だった海軍飛行予備学生第十四期会がまとめ、ベストセラーとなった遺稿集のエピソードを映画化した。<東映/モノクロ/102分/シネスコ>
sawa:38

海軍が旧制大学・高等専門学校の卒業生から志願制によって採用したのが飛行予備士官制度であった。だが、航空戦力の重要性が増すのに反し、戦局の悪化は逆にパイロットの絶対数不足を招いた。

昭和9年の一期生は僅か6名で始まったこの制度も年を経る毎に増加し、戦局が悪化した昭和18年(第十三期生)に至っては5,199名と急激に膨張した。

特にこの十三期生は5,199名中、1,616名が戦死。内特攻で戦死した者は448名という未曾有の数字を残した。

本作で描かれるのは翌年に入隊した十四期生であり、彼等はまた初の志願ではない強制的な徴兵によるものであった。

海軍兵学校、予備学生、特務士官を含む神風特別攻撃隊での戦死者769名。 うち飛行予備学生・生徒の戦死者が653名。85%が予備学生出身者で締められている。

(この遺稿集は戦後ベストセラーとなり、小泉首相が座右の書と公言して靖国神社を公式参拝し続けていることでも話題をよんでいる。)

(評価:★4)

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