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[あらすじ] 風音(2004/日)

真夏の沖縄、海沿いの舗道をバスが走っている。後部座席では暴力亭主から逃れこの島にある実家へと向かう和江(つみき)とマサシ(伊集朝也)の母子が、窓からの景色を眺めていた。和江は老母や島の男達に歓待され、気の弱いマサシも二つ上のアキラ(島袋朝也)に釣を教わり、島を案内して貰う。島はずれの風葬場には「泣き御頭(なきうんかみ)」と呼ばれる弾丸の貫通孔のある頭蓋骨が置かれ、海風がこれを通り抜けると不思議な音が響き渡るのだが、少年達が施した悪戯のためにこの風音は止んでしまった。一方、アキラの祖父で島一番の海人・清吉(上間)は藤野と名乗る本土人の女性(加藤)の訪問を受けていた。
町田

沖縄出身の芥川賞作家目取真俊が、短編「風音」(作品集「水滴」所収)をベースに、「内海」(作品集「魂込<まぶいぐみ>」所収)を合わせ自ら脚色、デビュー以来沖縄に拘りを持ち続けるベテラン東陽一が監督した文芸作品。第28回モントリオール世界映画祭イノベーション賞受賞作品。<シグロ/106分/カラー/スタンダード>

(評価:★4)

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