[あらすじ] 狼(1955/日)
山道をやってくる一台の郵便車を日本刀や猟銃で止めた三川(殿山泰司)と原島(浜村純)。彼らは運転手を脅して荷台から現金を出し、現われた三人の仲間と分け合った…。これより半年前。三川、原島と矢野(乙羽信子)、吉川(菅井一郎)、藤林(高杉早苗)は保険会社の勧誘員の職を得た。だがそれぞれに貧乏の底にあり、職にあぶれて勧誘員にまで落ちぶれた彼らに、その職を全うできる筈もなく、同期の仮社員たちは次々に退職して五人だけが残された。ひとりが冗談めかして言った、「こうなったら強盗か自殺しか道は残されていませんなあ…」。だが、それは五人にとって真実の吐露だった。〔近代映画協会/128分/モノクロ/スタンダード〕
(水那岐)
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