[あらすじ] 不射之射(1988/中国)
春秋戦国時代、都に天下一の弓の名人を志す紀昌という男があった。彼は都随一の名人、飛衛に弟子入りせんと欲し、幾たびかの試錬に耐えてその腕を認められた。だが、それに未だ満足できない紀昌は…。中島敦『名人伝』の人形アニメーション映画化。日本語ナレーションは橋爪功。〔24分/カラー/スタンダード〕
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映画を見終った人むけの解説です。
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紀昌は飛衛の持つ「天下一の弓の名手」の異名を奪おうと欲し、ともに矢を射合ってお互いの矢を潰しあう腕前に達する。しかし、飛衛はまだ上があるといって西の山に住む甘蝿老師のもとで修行を務めることを勧め、その前では自分らの技は児戯に等しいとさえいう。老師を訪ねた紀昌がおのれの腕を誇るのに対し、老師はそれは「射之射」に過ぎぬといい、弓を使わずして鳥を射落とす「不射之射」の奥義を披露する。おのれを恥じた紀昌は老師のもとで修行を積み、天下一の名人と世人に呼ばれるようになるが、実際に弓を引くことはついぞなく、老境に至っては弓を見せられ、これは何かと問うたという。
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