花形テニスプレーヤー三村（三浦友和）は、友人中田（宮内洋）のテニスクラブの開設パーティーに出席し、そのまま長崎の街を飲み歩いていた。そして、立ち寄った陽子（宇佐美恵子）という女の店で出会った外国人の女ジューンに誘われるまま一夜をともにした。東京に戻った三村の前に岸井（石橋蓮司）という男があらわれた。ある物を３０００万円で買ってくれと言うのだ。それは、ジューンとＳＭプレイに興ずる三村の写真であった。それが、仕事も名声も失い最愛の妹（なつきれい）までも巻き込むことになる事件の始まりだった。全てを失った男の壮絶な復讐を描く勝目梓の同名の小説の映画化。（111分/カラー/ワイド）