コメンテータ
ランキング
HELP

[あらすじ] 春の調べ(1932/チェコスロバキア)

新婚のエヴァ(ヘディ・キースラー)は、夫・エミール(ズヴォニミール・ロゴス)との性格の不一致に悩んでいた。親子ほども年の違う夫は性的にもエヴァを満足させることができず、彼女の不満は募るばかりであった。ついに離婚を決意したエヴァの前に、ある日若い男(アリベルト・モーグ)が現れて…。[95分 (オリジナル版)/モノクロ/スタンダード]
Yasu

本作は、当時としては珍しい性的描写(ヒロインが全裸になるなど)によって話題になった。一方で、各国で上映禁止になったり、検閲で大幅に削除されるケースも多く、完全な形で上映できたのはフランス・ドイツなど数か国だけだったという。日本ではやはり数か所がカットされたものの、なんとか話の筋はつながる形で上映された。

ヒロインを演じたヘディ・キースラーは、後に大富豪のフリッツ・マントルと結婚する。マントルは世界中に残る本作のプリントをすべて買い占め、破棄しようとしたというが、それが実現する前に2人は離婚に至った。

その後キースラーはアメリカに渡り、ヘディ・ラマーと悪女風の名前に改めて、肉体派女優として数々の映画に出演する。彼女は生涯で6回結婚し、6回とも離婚したそうである。

(評価:★3)

投票

このあらすじを気に入った人達 (0 人)投票はまだありません

コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のあらすじに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。