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[あらすじ] シリアナ(2005/米)

米の大手石油会社2社が合併することになった。これは中東の某国における石油利権を新会社が独占することを意味していた。USマネーへの依存から脱却したい進歩的なナシール王子(アレクサンダー・シディッグ)と彼を支える経済アナリスト・ブライアン(マット・デイモン)、中東で暗躍するCIA工作員・ボブ(ジョージ・クルーニー)、ワシントンで合併の合法性を調査する新進弁護士・ベネット(ジェフリー・ライト)、そして合併の影響で現地工場をリストラされたパキスタン人の青年(マズハル・ムニル)。彼らの思惑は複雑に絡み合い、そして新たな事件を招いていく。[126分/カラー/シネマスコープ]
Yasu

“シリアナ”(シリア・イラク・イランの3か国を1つの民族国家と想定して呼ぶ米シンクタンク用語)を舞台に、石油利権を軸にしたアメリカ・中東国家・イスラムテロリストの三者を描く、脚本家スティーブン・ギャガンの監督第2作。ベースになったのは元CIAエージェントであるロバート・ベアによるノンフィクション「CIAは何をしていた?」(原題:See No Evil)。

ジョージ・クルーニーは本作の役作りのため15kg増量したが、これが仇となって撮影中に背骨を痛め、それによる頭痛を併発したことで撮影終了後に1か月間の入院と手術を余儀なくされたという。ちなみに彼は本作での演技により、アカデミー助演男優賞を受賞し、悲願の初オスカー獲得となった。

(評価:★3)

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