山中の電波塔で起きた絞死刑を思わせる殺人事件に、早朝から警視庁捜査一課は騒然としていた。一方、公安部の依頼で、特命係りの杉下右京（水谷豊）と亀山薫（寺脇康文）が警護した女性代議士片山（木村佳乃）を狙って爆弾テロが発生。二つの事件の共通点を直感した右京は、刑事部と公安部を尻目に一連の犯行が、ある処刑リストに沿って行われている事実をつきとめた。なんと、次の標的は出場者3万人、観客15万人の東京ビックシティマラソンだった。判明したのは大会当日。犯行を阻止しようと都心を駆け巡る亀山。しかし、その先には、さらに深い陰謀と怨念の闇が広がっていた。人気テレビドラマシリーズの映画化。（117分/ヴィスタ）