[あらすじ] ボーダータウン 報道されない殺人者(2006/米)
アメリカとの国境沿いのメキシコの町・ファレスはNAFTA(北米貿易協定)による「経済特区」として対米輸出の一大工場地帯となった。そして安価な労働力として周辺地域一帯から若い女性工員が大量に集められていた。この町で1993年以降の15年間で推計５千件のレイプ殺人事件が発生したといわれている。この問題に鋭く切り込んだ問題作。シカゴの記者ローレンジェニファー・ロペスは上司からファレスで女性の殺人事件が多発していることを記事にしろと言われ現地へ行く。そこで多発する殺人事件を隠蔽しようとする警察の妨害に屈さず奮闘する地元紙の記者でかつてコンビを組んだディアスアントニオ・バンデラスと協力し、殺人犯に襲われながらも奇跡的に生き延びた少女エバマヤ・サパタと出会う。(112分)
公式サイトによると、ジェニファー・ロペスは、ファレスの女性の苦境を世界へ知らせる必要があると、出演を引き受け、自身もプロデューサーとして参加することになった。(プロデューサーとして名の挙がっているサイモン・フィールズがロペスの制作会社“Nuyori can Productions”の経営者とのこと）
ジェニファー・ロペスは、この事件を世間に広く知らせた功績を評価され、2007年に人権擁護団体アムネスティ・インターナショナルによって選ばれるアーティスト・フォー・アムネスティ・アワードを受賞した。
本作では、ラテン・ポップの人気スターフアネスが本人役で出演し、ライブ演奏を披露している。
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