1990年代初頭、極秘実験により特殊な能力を持つ2種類の子供たちが生まれた。ひとつは、親の脳に極度のストレスをかけることで視覚や聴覚を異常に発達させた子供たち。もう一方は、遺伝子操作により動物や昆虫の特性を備えたグループだ。そして、どちらの子供も特殊能力と引き換えに、20歳前後で精神崩壊や死をむかえる運命を背負っていた。時が流れ感覚や筋力を異常発達させた昴（岡田将生）たちの一派は、実験の推進者だった議員渡瀬（伊原剛志）の下で裏の仕事に従事していた。そんな時、学(染谷将太)が率いるグループが事件を起こし世間を騒がせ始めた。この迷える子供たちのなかに人類滅亡の運命の鍵を握る者がいたのだった。(126分)