[あらすじ] 典座 -TENZO-(2019/日)
禅寺で「食」を司る役僧のことを「典座(てんぞ)」という。永平寺での修業を終えて10年。僧侶の智賢(ちけん)は実家の山梨で寺を継ぎ父母と妻、そして食物アレルギーに苦しむ3歳の息子と暮していた。曹洞宗青年会副会長でもある智賢は「今」の仏教のありかたを探りつつ精進料理教室やヨガ座禅、いのちの電話相談を企画して意欲的に活動していた。一方、修業時代の兄弟子、隆行(りゅうぎょう)は“あの津波”で寺も檀家も、そして家族も失い福島の仮設住宅でひとり瓦礫撤去の作業員として働きながら、本堂の再建をあきらめきれず鬱々とした日々を送っていた。そんなおり智賢は曹洞宗の指導的尼僧、青山俊董に自らの進むべき道を問いに行く。 (62分)
全国曹洞宗青年会会長の倉島隆行と副会長の河口智賢は、3.11以降の仏教の意義をさぐり活動への理解を深めようと映画製作を企画。河口の従兄である『サウダージ』、『バンコクナイツ』の監督富田克也に話を持ちかけ実現した短編映画。カンヌ国際映画祭批評家週間、特別招待部門をはじめ世界各国で上映活動を行っている。
(評価:
)投票
このあらすじを気に入った人達 (0 人) | 投票はまだありません |
コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のあらすじに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。