[あらすじ] 皮膚を売った男(2020/チュニジア=仏=ベルギー=スウェーデン=独=カタール=サウジアラビア)
母国シリアで些細なことで不当逮捕されたサムヤヤ・マヘイニは恋人ディア・リアンを置いて国外逃亡を余儀なくされ、難民となった。その彼に何かと物議をかもす著名な現代アーティスト・ジェフリーケーン・デ・ボーウが「君の背中がほしい」と声をかける。かくてサムは背中にタトゥーを彫られたことで彼の「美術作品」となり、恋人の住むベルギーへのビザを手に入れたが、同時に彼は「作品」として美術館で展示される義務を負い、またオークションにも出品されることになったのだ…(104分)
実際にジェフリーのモデルとなった芸術家ヴィム・デルボアが2006年に発表したタトゥー作品「TIM」に着想を得た物語。公式サイトによれば作品「TIM」は個人コレクターに購入されており、彫られた人物の死後、背中をアート作品として展示する契約を結んでいるとのこと。
またヴィム・デルボア本人も、本作にサムの「背中」にかけられた保険を引き受ける保険会社の人物の役で出演している。
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