[あらすじ] ダムネーション/天罰(1988/ハンガリー)
鉱石を運ぶゴンドラが軋みながら延々と連なり中空を流れていく寂れた鉱山町。中年男カーレル(ツェーケリ・B・ミクロシュ)は、不倫相手のクラブ歌手(テメッシ・ヘーディ)とのよりを戻そうとしつこく迫るが追い返され、夫(ギェルギ・ツェルハルミ)からも二度と妻に近づくなと警告される。そんなとき、女が歌うクラブの店主(パウエル・ギュラ)から小包を運ぶだけで金になる怪しい仕事を紹介されたカーレルは、夫に仕事を任せてその間にまた歌手を口説こうとする。そんなカーレルにクローク係の女(テメッシ・ヘーディ)は「あの女は魔女よ・・・」と警告する。憂鬱な気配のなか破滅へ向かう男女の腐れ縁が描かれる。(白黒/121分)
クラスナホルカイ・ラースローの脚本とヴィーグ・ミハーイの音楽を得てタル・ベーラが『サタンタンゴ』から『ニーチェの馬』へと連なる独自のスタイルを確立させるきっかけとなった作品。
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