[あらすじ] セールスマン(1969/米)
教会の紹介状をたよりに高額な豪華装丁の「聖書」を売るセールスマンたちを通して資本主義の歪みを写し出すドキュメンタリー。ポール、チャーリー、ジェームス、レイモンドは安モーテルに泊まりながら雪のボストンからフロリダまで車を走らせ聖書を売り歩く。ターゲットは孤独な未亡人、移民、生活困窮者、老夫婦たち。決しては豊かではない庶民に言葉巧みに駆け引きしながらローンを組ませて"一生ものの聖書"を勧めて回る。そこに滲むのは商業主義が行き着いた夢と豊かさの矛盾。1950〜60年代にアメリカで確立されたドキュメンタリーの手法である「ダイレクト・シネマ」を用いたアルバート&デヴィッドのメイズルス兄弟の代表作。(モノクロ/91分)
(ぽんしゅう)
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