[あらすじ] 海辺の彼女たち(2020/日=ベトナム)
ベトナムから技能実習生として来日して3ヵ月。過酷な労働環境に耐えきれず若い女性、アン(フィン・トゥエ・アン)、ニュー(クィン・ニュー)、フォン(ホアン・フォン)は夜の闇にまみれて宿舎から脱走する。不安に耐えながら三人は手を取りあうように電車を乗り継ぎ、たどり着いた北国の漁村で落ち合ったブローカーを通して新たな職を得る。漁具倉庫に寝床を与えられ、出荷する魚の仕分けや漁具の清掃が仕事。不法就労で中間搾取はあるものの賃金は支払われ家族への仕送りを再開する。そんななかフォンが体調を崩す。滞在許可書も保険証もない彼女は病院に通えず、他の二人からも孤立し始める。藤元明緒監督の長編第二作 (88分)
藤元明緒監督のミャンマー人の妻のもとに、SNSを通じて技能実習生から届いたメッセージが本作を作るきっかけになったという。早朝から深夜まで時給300円で働いている、周りの人は逃げ出して自分ひとりしか残っていないと訴えた彼女とは、その後連絡がとれなくなってしまったそうだ。
(評価:
)投票
このあらすじを気に入った人達 (0 人) | 投票はまだありません |
コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のあらすじに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。