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[あらすじ] 復讐の荒野(1950/米)

1870年代のニューメキシコ。男たちは、土地と牛で王国を築いた。その1人、T.C.ジェフォーズ(ウォルター・ヒューストン)の話だ。TCには息子と娘がいた。息子クレイ(ジョン・ブロムフィールド)は普通の男だったが、妹のバンス(バーバラ・スタンウィック)は父親譲りの才気煥発、男勝りの女だった。TCは、クレイはどこぞの牧場の一人娘と結婚し、その牧場主に納まればよい、そして自分の跡継ぎはバンスだと決めていた。TCには今、3つの問題があった。(もう少し続きます)
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1つは、土地と牛は十分に有るが、手持ちの金、現金がないのだ。そこで彼は、TC札を発行した。この牧場内だけで通用する通貨―彼が価値を保証するものだ。しかしその‘借金’も膨らんで、今ではどうにも成らなくなって来ていた。銀行から、何とか融資を得られないかと折衝中だった。

2つ目は、その融資の担保になる牧場の事。牧場に無断居住者が居ることは、担保として当然ダメだった。それは原住民のエレラ家だった。そこの長男ホアン・エレラ(ギルバート・ローランド)とバンスは幼いころから一緒に育った仲だったのでTCは居住を認めていたが、ホアンの母親は自分たちの土地だと主張していた。

3つ目は小さいことだったが、牧場の中で一番良質の牧草地ダロー区画のことだ。ダロー家が所有していた土地で、TCがダローを謀殺して手に入れたと噂されている。一家は離散し、息子リップ(ウェンデル・コーリー)がいた。そのリップがギャンブラーになって町に帰って来ているとの情報が届いていた。

クレイの結婚が決まり、その披露宴にリップが来る。バンスはその一匹狼で生きてきた不敵な男に恋心を抱く。男を常に従わせてきた彼女は言う、「今度の土曜日にあなたを家に招待することにしたわ。いらっしゃい」。しかし、リップは来なかった。怒った彼女は、町へ自ら出かけるのだが・・・109分。

米アカデミー賞 撮影賞(白黒)にノミネートされる。

(評価:★3)

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