[あらすじ] タルロ(2015/中国)
孤児として育ち勧められるままに羊飼いになったタルロ(シデ・ニマ)は、毛沢東語録の暗唱と牧畜で今までに増やした羊の数が自慢だ。誰も彼の本名を知らず特長的な髪型から“三つ編み”と呼ばれていた。家族はなく自分の年齢も分からず自称「40歳は超えている」はずだった。そんなタルロは、役所から身分証明書を作るよう言われて行った町で、若い理容師の女(ジンバ)に誘われるまま一夜を過ごしてしまう。自分は“悪い人”になってしまったと落ち込むが女のことが頭を離れず、羊の世話で大失態をおかしてしまう。チベット人のアイデンティティ喪失を描くペマ・ツェテン自身の短編小説の映画化。東京フィルメックス最高賞受賞作。(白黒/123分)
(ぽんしゅう)
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