[あらすじ] ハチとパルマの物語(2021/露=日)
と或るシェパードの飼い主(ヤン=ツァプニック)が、モスクワの国際空港から海外赴任に旅立つ。愛犬も連れて行こうとしたのだが、検疫書類を紛失し、泣く泣く飼い犬を放置して行ってしまう。残されたシェパードの「パルマ」は、それから来る日も来る日も飼い主が戻るのを空港で待つ事になる。同じ頃、母親を失ったコーリャ少年(レオニド=バーソフ)は、音信不通だった実父=パイロットのラザレフ(ヴィクトル=ドブロヌラヴォフ)に引き取られる事になった。コーリャ少年は、パルマや空港周囲の人々との関わりの中で、次第に心を開いてゆく。
1974〜'76年の2年間、モスクワのヴヌーコヴォ国際空港で飼い主を待ち続けた「ロシア版忠犬ハチ公」の初劇映画化。ロシアでは2021年3月に公開(原題『Пальма』)され、日露合作映画としては過去最大のヒットとなった。日本では2021年5月28日に公開。〔カラー/120分〕日本公式site:https://akita-movie.com 英語版Wikipedia:https://en.wikipedia.org/wiki/A_Dog_Named_Palma
主人公=パルマ役を見事に演じたのはリリヤというシェパードの雌犬。日本版では忠犬ハチ公の話とこじつける為に、父親になったコーリャ少年が「秋田犬の里」(大館市観光施設)を訪れる現代パートが追加されている。そこでは壇蜜・阿部純子やアイススケーターのアリーナ=ザギトワ等が友情出演。大人のコーリャを演じたアレクサンドル=ドモガロフはロシアでは有名な俳優で、本作監督の実父。秋田犬ブリーダーを演じた渡辺裕之は2022年5/3に死去したが、本作以降も公開予定作が複数あり、本作は遺作ではない。
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