給食をこよなく愛する中学教師、甘利田幸男市原隼人は給食に「イカメシ」が出るという北海道の地に赴任してはや１年。函館市立忍川中学校の１年一組の粒來ケンも同じように給食に情熱を燃やしている生徒だった。今日も今日とて甘利田と粒來のバトルは甘利田の敗北に終わったのだが、ある日忍川中学が給食完食モデル校に選ばれ、給食を栄養中心にしたものに変えられようとする。それは町長選挙のための現町長石黒賢の政治戦略だった。おいしい給食を守るため立ち上がった甘利田だったが…