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[あらすじ] ジュラシック・パーク(1993/米)

DNAから恐竜を復活させ、孤島で飼育する夢の公園「ジュラシック・パーク」。ある日出資者である企業家のハモンド(リチャード・アッテンボロー)は古生物学者のグラント(サム・ニール)、サトラー(ローラ・ダーン)らを招き園内を案内した。だがその日の夜、遺伝子情報を他へ売り飛ばそうとした所員によってパーク内の警報装置が遮断され、ついに恐竜達は野放し状態になってしまう。凶暴な肉食恐竜達が襲いかかる中を、グラント達は必死の脱出劇を繰り広げる。果たして彼等の運命は? 古代恐竜を最新CGで蘇らせ、特撮の歴史を変えたとも賞されるSFパニック・アドベンチャー。
荒馬大介

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけの解説です。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







 メガホンを取ったスピルバーグ本人が一番重要視したのは“恐竜を如何に再現するか”であり、特撮用のテストフィルムを納得が行くまで何本も製作している。当初スピルバーグは恐竜を実物大モデルで表現することを考えたが、予算的な問題から部分的に用いるのみに留めた。次に案となったのは小型モデルによる撮影、いわゆる「モデルアニメーション」と呼ばれるもので、アニメーターのフィル・ティペットも既に何体もの人形を製作し、撮影が開始されかけていたという。

 だがここでデニス・ミューレンらが製作したCGで再現した恐竜を観たスピルバーグは、すぐさま方針を変更。実際にCG映像を観たティペットは「モデルアニメは終わった」と悟るほどショックを受け、それから2週間近く寝込んでしまったという。それでも特撮スタッフの名にティペットの名があるのは、恐竜の動作をよりリアルに再現するため、小型のモデルを製作しそれをモデルアニメのように動かしながらその動作を取り込むという、いわゆるモーションキャプチャーのスタッフとして参加したからである。

(評価:★4)

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