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[あらすじ] 異母兄弟(1957/日)

舞台は昭和初期の地方都市。陸軍大尉・鬼頭範太郎(三國連太郎)は、上官に卑屈、家族には傲慢な男であった。病弱な妻と息子2人がいる彼は、ある日女中・利江(田中絹代)を手込めにする。やがて利江は妊娠、範太郎は世間体を考えて仕方なく利江を後妻に迎えるが、扱いは女中のままだった。やがて利江は良利(南原伸二)、次いで智秀(中村賀津雄)の2人の息子をもうけるが、範太郎は3人を家族として認めることを頑として拒み続ける。[111分/モノクロ/スタンダード]
Yasu

脚本は井手俊郎の弟子だった寺田信義の習作を、依田義賢が全面的に改稿したもの。依田は毎日映画コンクール脚本賞・ブルーリボン賞シナリオ賞を獲得。また田中絹代も毎日映画コンクール女優助演賞を受賞。

(評価:★4)

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