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[あらすじ] 夜明けのうた(1965/日)

緑川典子(浅丘ルリ子)は多忙を極める人気女優だった。その合間をぬって、彼女は情夫たる作曲家・野上(岡田真澄)との情事を重ねていた。そんな彼女の前に、新作オリジナル・ミュージカル『夜明けのうた』のシナリオを脚本家真木(小松方正)らが持参するが、その冒頭は典子と野上の情事を模した内容であった。激怒した典子は出演依頼を断ってドライブに出かけ、事故を起こしてしまう。そして、偶然出会った失明寸前の娘・千加子(松原智恵子)とその恋人・利夫(浜田光夫)に彼女は興味を持ち、ともに行動してみるのだった。蔵原惟繕監督とルリ子の「典子3部作」最終作。〔97分/モノクロ/スコープ〕
水那岐

ちなみに、蔵原監督がルリ子を「典子」の名でキャスティングした作品には『憎いあンちくしょう』『何か面白いことないか』が他にあり、浅丘ルリ子の冒険的な演技で新たな可能性を模索するものである。

(評価:★4)

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