[あらすじ] 氷の接吻(1999/英=カナダ)
ワシントンD.C.。イギリス大使館国際調査部英国諜報局の工作員スティーブン・ウィルソン、コードネーム「THE EYE(アイ)」(ユアン・マクレガー)は、ヒューゴー局長から呼び出され、「息子のポールが貢いでいる女の素性を調べて欲しい」と私的な依頼を受けた。ポールを尾行し、博物館で女性と落ち合う所をカメラに収めながら、EYEは不思議な感覚にとらわれた。気づくはずのない彼を、彼女(アシュレイ・ジャッド)が一瞬自分を見たような気がしたのだ。戸惑うEYEに、不思議な少女が話し掛けてきた。「パパ、私も撮って」。EYEにしか見えないその少女は、8年前、妻と共に去っていった愛娘ルーシーだ。彼女の成長した今の姿をEYEは想像の中で作りだし、時々幻影として見るのだった。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけの解説です。
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ポールの別荘へ向かった二人を追い、EYEも車を走らせた。盗聴器と盗聴カメラで彼らの様子を伺っていると、案の定女はポールから金を受け取った。そして、彼をひざまずかせると目隠しをしたのだった。ところが、次の瞬間、信じられない光景がEYEを待っていた。
女は手にしたナイフで彼の体を何度も、何度も、突き刺し出したのだ。そして、動かなくなったポール傍らにうずくまると、
「メリー・クリスマス、パパ!」
といいながら、泣き叫ぶのだった。
呆然としながらも見ていると、女は死体を表にひきずり出し近くの池に放り込んだ。そして全裸のまま、返り血を降りしきる雨で洗い流したのだった。残酷な光景であるにもかかわらず、EYEは、女の無駄のない美しい肉体に心を奪われてしまうのだった。
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