[あらすじ] 町奉行日記 鉄火牡丹(1959/日)
壬戌の年 正月二十七日 新任町奉行はまだ到着しない。(略)新奉行どのは江戸邸でも悪評高い人物だと云われる ―― 望月小平太(勝新)。当年とって二十六歳。酒なら幾らでもいけるし美人を見つければ優しくせぬわけにはいかない。それでも何故か藩主の覚え目出度い彼の使命は藩内の無法地帯”濠外”の問題を解決することにある。重役らの詰問にも全く動じない小平太は、木綿縞の素袷に頬かむりという”らふなすたいる”で、今日も今日とて夜の濠外歓楽街へと消えてゆく。曰く「屋敷に厠は必要であるが、厠ほど掃除を怠ってはならない場所はない」小平太の便所掃除は既に始っているようである。 後に『どら平太』として再映画化される山本周五郎の同名原作の最初の映画化作品。<大映/90分/白黒/スコープ>
(町田)
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