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[あらすじ] グッバイ・ジョー(1999/米)

女教師がジョー・ヘンリー(ノア・フレイス)に尋ねる。「あなたの両親の職業は?」いつまで経っても答えを言わないジョーをしつこく追求する彼女を見て、他の生徒が答えた。「この学校のトイレ掃除!!」そう言って彼をからかう女生徒を、ジョーは思わず鉛筆で叩いた。そんなジョーを見た教師は、怒って彼の尻を出すと、他の生徒がいる前で何度も叩いたのだった。「オヤジのような出来損ない!!!」
mimiうさぎ

この学校の用務員として働くボブ(バル・キルマー)は、酒浸りで誰かまわず金の無心をするので、誰からも疎まれる存在だった。そんなボブのせいでジョーは幾度となく先生や生徒達に苛められたりするのだった。外で働く母親のテレサ(カレン・ヤング)は、子育てに無頓着で、ジョーが学校で叱られたと聞くと迷惑そうな顔をするのだった。そんなジョーの良きパートナーは、一歳年上の兄マイク(マックス・リゴシュ)だったが、彼もそんな両親のせいで何度も嫌な目にあっているのだった。校舎のかげで一人煙草をふかすジョーは、そんな少年時代を過ごしていた。数年が経ち、14歳になった彼は、いつしか心を閉ざすようになっていた。家計を助けるため学校が終わると、口の悪いオーナーが経営する街の小汚いレストランで働いていた。同じ店で働くジョージ(ジョン・レグイザモ)だけは彼に優しかった。いつも腹を空かせているジョーは、下げられた残り物を食べあさり、マイクのために店の食糧をこっそり持ち帰ってやったりしていた。車の窓を割って鞄を取ったり、学校の鍵の壊れたロッカーから物を盗んだりしているジョーにとって、窃盗は生きる術だったのだ。

(評価:★3)

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