[あらすじ] ダーリンは外国人(2010/日)
漫画家を夢見て、イラストレーターとして東京で働くさおり。だが夢はなかなか実現できないでいる。英語はテストで「4点」を取ったことのあるほど大苦手だったが、仕事で知り合った外国人・トニーと交際を始めることに。トニーは、出身地・アメリカの展覧会で偶然見た漢字の美しさに感銘を受け、日本へ留学に来たという経歴の持ち主。日本語は達者だったが、独特の言語感覚で「『つかぬこと』って何ですか?」「『ぶん殴る』って、なんで『ぶん』なの?」等と質問、さおりを困惑させる。トニーのとぼけた性格や、習慣の違いに戸惑いながらも、仲を深めていく二人。同棲に踏み切り、結婚ということについてもなんとなく意識し始める。だがさおりは、トニーを両親へは紹介できないでいた。外国人と交際していることをまともに告げたら、特に母がヒステリックな反応を示すことは想像がついたからだ。日本人は「スージ(筋)」を通すことを大切にするから、きちんと挨拶に行こうというトニーの反対を押し切り、姉・三佳(国仲涼子)の結婚式というおめでたい場で、どさくさに紛れて報告し、既成事実化を狙うさおり。案の定、母は「あんた絶対騙されてるわよ!どう見たって外国人じゃないの!」と没論理的な反応。だが直後にトニーの純朴な人柄に触れ、二人を応援してくれるのだった。難関は、いつも寡黙で、さおりを暖かく見守ってくれていた父(國村隼)だった。「お前は『漫画家になる』と言って家を飛び出していったが、それもまだ実現していない。今度は結婚か。結婚とはそんなに甘いもんじゃない。それに本気で付き合っているのなら、きちんと挨拶に来ているはずだ。俺は絶対に認めんからな」と静かに、だがきっぱりと言われてしまう・・・。
原作の『ダーリンは外国人』シリーズは、アメリカ人や日本人という文化の違いを超え、一人の男性として、また女性として互いを大切に思い向き合う姿がほのぼのとした筆致で描かれ好評。2002年の発売以来、4作品累計で300万部を超えるロングセラーとなっている。
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