コメンテータ
ランキング
HELP

[あらすじ] ロジャー&ミー(1989/米)

世界最大の自動車メーカー・GMの創業地であるミシガン州フリントは、労働人口の大半がGMの工場に勤務する企業城下町であった。しかし80年代後半、GM会長のロジャー・スミスが合理化のためこの町の工場を次々と閉鎖したことで状況は一変。フリントは失業者の溢れかえる町になってしまった。家賃が払えず家を立ち退かされる人々、増える一方の犯罪件数、痩せ細る町の財政…。「スミス会長はこの状況をどう思っているのか?」フリント出身のジャーナリスト、マイケル・ムーアはスミス本人に面と向かって質すべく、町を取材しながら彼を追って全米を飛び回る。[90分/カラー/スタンダード]
Yasu

当時、サンフランシスコの雑誌「マザー・ネイチャー」で編集者をしていたマイケル・ムーアは、雑誌の編集方針を巡って会社側と対立、解雇されたことをきっかけに、退職金を元手に地元・フリントの“惨状”を紹介する映画を製作することを企画した。

結果、退職金だけでは足りずに、家を売って製作費に当てたムーア監督だったが、完成すると批評家の称賛を受け、ワーナー・ブラザースはこの映画を300万ドルで買い取った。そのうち2万5千ドルは、失業で家を失ったフリントの人々に渡っている。

(評価:★4)

投票

このあらすじを気に入った人達 (0 人)投票はまだありません

コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のあらすじに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。