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[あらすじ] 女優と詩人(1935/日)

二ツ木月風(宇留木浩)は詩人である。とは言っても売れない詩人であり、舞台女優の妻・千絵子(千葉早智子)のほうがずっと稼ぎがいい。おかげで家の中では妻の尻に敷かれっぱなしの月風である。今日も今日とて妻の使いで買い物に出た月風だが、思いがけずも友人の熊勢梅童(藤原釜足)と鉢合わせ。しかしこの梅童なる自称小説家、部屋代を滞らせてにっちもさっちも行かぬところへ月風が現れたものだから、あることを図々しくも思い付いて…。[72分/モノクロ/スタンダード]
Yasu

成瀬巳喜男の松竹→PCL移籍後第2作。後に成瀬の夫人となる千葉早智子(ただし3年で離婚)との出会いの作品でもある。

トーキー初期の当時は撮影の効率が悪く、1日に数カットしか撮れなかったため、本作は早撮りの実験のために敢えて1日約40カットというハイペースで撮影を行ない、その分内容は二の次とされたという。

なお、本作は1957年『月と接吻』という題で再映画化された(その際の主演は三木のり平淡路恵子)。

(評価:★3)

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