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[あらすじ] 悲しみのミルク(2009/ペルー=スペイン)

ペルーには、過酷な暴力を受けた女の母乳で育った子は〈恐乳病〉になり、その悲しみと恐怖を受け継ぐという伝承があった。かつて集団暴行を受けた母の悲嘆を受け継ぎ〈恐乳病〉になった娘ファウスタ(マガリ・ソリエル)は、常に何かに脅え一人では外出できず時折り鼻血を流し倒れてしまうのだ。さらに彼女は男から身を守るため自ら股間の奥にじゃがいもを埋め込んでいた。身を寄せていた叔父の家で母が死に、ファウスタは故郷に母を埋葬する旅費を稼ぐため、女流ピアニストの屋敷でメイドとして働き始める。演奏会を前にスランプに悩むピアニストは、ファウスタが口ずさむ歌に惹かれていく。第59回ベルリン映画祭金熊賞(97分/ヴィスタサイズ)
(★5 ぽんしゅう)

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