[あらすじ] 人間蒸発(1967/日)
結婚を控えた32歳の営業マン大島裁(ただし)が、ある日こつ然と姿を消してしまった。婚約者の早川佳江は、今村昌平監督の要請を受け、俳優の露口茂とともに大島を捜す過程を記録するドキュメンタリー映画への出演を承諾した。取材から浮かぶ金や女の問題、そして口を閉ざす大島の故郷の人びと。話はお決りの、男の転落物語のていを見せ始めた。そんなとき、今村監督がスタッフ会議で発言する。「情念の世界に持ち込めないか」。そして映画は、佳江のほのかな心変わりをへて彼女の姉妹を巻き込みながら新たな展開を見せ始めるのだった。ノンフィクションとフクションの狭間を行き交い、現実の危うさを問う問題作。(130分/白黒/スタンダード)
(ぽんしゅう)
投票
このあらすじを気に入った人達 (0 人) | 投票はまだありません |
コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のあらすじに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。