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[あらすじ] 七つの大罪(1952/仏)

仏、伊の監督たちが、キリスト教で云われる‘七つの大罪’をモチーフに描くオムニバス映画。ジェラール・フィリップが遊園地の玉投げ遊戯場の客引きで、各挿話の狂言回しを務める。148分。各挿話のあらすじは以下。
KEI

第1話 [貪欲(grud)と憤怒(wrath)] 監督:エドゥアルド・デ・フィリッポ

 強欲な家主(パオロ・ストッパ)は、金をせびる妻(イザ・ミランダ)を持て余しつつ、金のないクラリネット弾き(エドゥアルド・デ・フィリッポ)に家賃を迫る。

第2話 [怠惰(sloth)] 監督:ジャン・ドレヴィル

 人間は近代になる程せわしくなり、落ち着かせる為、天の聖ピエール(ノエル・ノエル)は怠惰の女神(ジャクリーヌ・プレシス)を地上に使わすが・・・。

第3話 [淫欲(lust)] 監督:イヴ・アレグレ

 宿屋の女主人(ヴィヴィアーヌ・ロマンス)は画家(フランク・ヴィラール)と出来ていた。ある日その娘が画家の子を身ごもったと言う・・・。

第4話 [嫉妬(envy)] 監督:ロベルト・ロッセリーニ

 妻(アンドレ・ドバール)は、画家の夫が可愛がる猫に嫉妬する。

第5話 [暴食(gluttong)] 監督:カルロ・リム

 夜、田舎道でパンク。男は遠くに灯りの見えた農家に。そこにはヒゲづらの男(ジャン・リシャール)と美しい奥さん(クローディーヌ・デュピュイ)と、食べた事のない絶品のチーズがあった。

第6話 [傲慢(pride)] 監督:クロード・オータン・ララ

 落ちぶれた名家の母(フランソワーズ・ロゼー)と娘アンヌ=マリー(ミシェル・モルガン)は、町で知り合いの金持ち母娘と出会う。その娘は、今度婚約パーティを開くので是非来て欲しい、と言う。が、後で母からたしなめられる―あの家とはもう付き合っていないのよ。それが分かっていたアンヌ=マリーだが、やはり招待状が来ないと分かって、逆に行くと決断する。

第7話 [第八の大罪] 監督:ジョルジュ・ラコンブ

 下町の路地裏。枢機卿と若い水夫は、奥へ、地下へと階段を降りて行く。たくましい裸の黒人、胡散臭い中国人と白人の少女、裸身を隠す美女・・・彼らは次々に1つの部屋へ入って行く。そこでは・・・。狂言回し本人(ジェラール・フィリップ)が語る、新しい罪、第八の大罪とは? 全148分。

(評価:★4)

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