[あらすじ] 十誡(1923/米)
まず最初に、この映画の主旨が語られる。「現代では、神は宗教の産物で時代遅れ[Old Fashon]と笑われている。そこへ[第1次]大戦が勃発し、笑っている者はいなくなり、血に染まった世界は、救いを求めて泣き叫んでいる。唯一救いとなるのは、十誡であろう。それは、神を敬う人々が従う決まり事ではなく、人類が生きるのに必要な根本的な原則である。十誡は多くの法律の1つではなく、唯一の律法なのだ。」(まだまだ続きます)
続くその内容は2部構成で、第1部は旧約聖書「出エジプト記」編。第2部は現代編となっている。
「出エジプト記」は物語を端折り、モーゼがエジプトからイスラエル人を解放する為9つの奇蹟を行った(バックに神がいる)後、更に10個目の決定的な奇蹟を行う所から始まる・・・。第2部の現代編は、母親に十誡の話を読み聞かせられて育った息子2人の話。大人になり、兄はその教えを信条とするようになるが、弟は「古くせぇ―。十誡なんかすべて破って、金と権力を手に入れてやるぜ」と言う。ある日彼らの家に、金も無く腹をすかせた女が舞い込んで来る。兄弟は揃って、彼女を好きになるが・・・。136分。
参考に十誡を以下に要約する。[「出エジプト記」20章3〜17節、「申命記」5章7〜21節。尚、各々に番号は付いていない]
・私は唯一の神である
・私の像を造ってはならない
・神の名をみだりに唱えてはならない
・安息日を聖とし、仕事をしてはならない
・父と母を敬え
・人を殺してはならない
・姦淫してはならない
・盗みはいけない
・人について偽証をしない
・人のモノを欲しがるな
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