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[あらすじ] 詩人の恋(2017/韓国)

詩人(ヤン・イクチュン)は30歳後半で結婚した。売れない詩人だったので妻の収入で暮らした。妻(チョン・ヘジン)も同じ年頃だが、子供がなかなか出来なかった。病院で検査してもらうと、妻に異常はなく詩人は劣精子症と診断された。妻は毎晩求めて来て、あげくは人工授精をと言い出した。近所にドーナツ屋が出来た。妻が買って来た。すこぶる美味しかった。その店に行ってみた。バイトの若者セユン(チョン・ガラム)が働いていた。何度も行くようになり、席で詩を作ったりした。ある日トイレに行くと、セユンが恋人の女とやっていた。それを見て、詩人は久しぶりに激しく勃った―そんな若い女を見たからか、いやセユンだったからか?
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ある夜、公園で酔っ払ってベンチに寝ていたセユンに声をかけたのは、詩人だった。家まで送って行く。貧しい家。父親は寝たきりで、母親は働きに出ていて帰っていなかった。明くる日から詩人は食べ物とかをセユンに持って行くようになった。「僕を憐れんでいるんですか?」―そうじゃない、君には何かしてやりたくてたまらないんだ、詩人は心の中でそっと言った。

2人で森へ散策に行った。―この感情は愛?詩人はその感情を詩にした、[僕は君の新緑の森になって包んであげたい]。机の上にあったその詩を、妻が見つけたのは、妊娠したと分かって喜び勇んで帰って来た時、丁度詩人が出かけた後の午後のことだった。詩人と妻と若者の三角関係を描く、110分。

釜山映画脚本家協会脚本賞他多数受賞。

(評価:★4)

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