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[あらすじ] 雨ぞ降る(1939/米)

1938年、インドのランチプール州。英高官トム・ランサム(家柄良く伯爵家:ジョージ・ブレント)は退屈な毎日だ。そこへ米使節団のサイモン夫人が来て、「パーティーを開くの。来てくれなきゃ、ダメよ」と無理やり約束を取り付ける。そのパーティ。サイモン夫人の娘ファーン(ブレンダ・ジョイス)を紹介される。18才の率直な娘。2人切りになった時、「あなたの事は皆言っているわ。酒飲みで野卑ななまけ者って。私は何回かこっそり見ていて、そうは思わないけど。実はね相談があるの―」。何事かとトムは思ったが・・・(まだまだ続きます)
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娘は続ける「こんな俗物の家を出たいの。それで・・・お金を貸して下さい」。トム「いや、家出はだめだ。ご両親が・・・」と色々話していると召使いが来る。「宮殿からパーティの招待状です。」見送る人々。ファーンは、初めて話したトムに特別な感情を持つ。

大公マハラジャの宮殿パーティ老王妃(マリア・ウスペンスカヤ)が迎える、「いらっしゃい。お客様を紹介するわ。エスケスの奥さん」。互いにハッとする。それはエドウィナ(マーナ・ロイ)だった。2人は昔若い頃、いろいろ有ったのだ。その会場へ、医師でインド人のラマ・サフティ少佐(タイロン・パワー)がやってくる。エドウィナはトムに聞く、「誰?」「俺の親友。サフティ医師だ」。

その後、ファーンはトムの家へ押しかけたり、エドウィナはサフティを馬乗りに誘ったりと、2組の恋は少しずつ深くなって行く。

ランチプールが雨期に入る。その夜、政府高官宅でパーティがあった。エドウィナとサフティはバルコニーに居た。外はどしゃ降りの雨だ。「結局あなたは私のことなど何も思っていないのよ!」。「いや、君といると楽しいし・・・」と言った時、グラッと!地震だ。超ド級の地震だった。地震と洪水で建物は次々と崩壊。町は大混乱に陥る。103分。

アカデミー特殊効果賞受賞。他ノミネートは撮影、室内装置、録音、編集、作曲の5部門に登る。原作はピュリッツァー賞小説「雨期来る」。日本公開1941年。「雨のランチプール(‘55)」でリメイクされた。

(評価:★4)

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