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[あらすじ] 新選組(1937/日)

慶応四年、鳥羽伏見に敗れた新選組は波濤のなかを東へ向かう軍艦上にあった。二百を越えた隊士も今は四十五名。近藤(河原崎長十郎)・土方(中村翫右衛門)の憂愁も深い。最後の決戦を望んで京におけるすべてを、女達をも捨ててきた彼らだった。しかし江戸に着くと形勢は一変している。焦りをつのらせる彼らにやがて甲州鎮撫の命が下る。上様のお言葉と勝安房は言い、信じた近藤は感激して出陣する。その実、それは「大人達」による体のいい厄介払いなのだった…。その頃、肺を病んで植木屋の離れに療養中の沖田(嵐芳三郎)は『百人も斬ったのにまだ血を吸いたいと泣くのです』と傍らの刀を見やって明るく笑っていた。[白黒73分]
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