★5 | ラスト・ワルツ(1978/米) | ここに映ってるのは、すでに失われた純粋さなんですよ。だから泣ける。実際にはロバートソンの商売気に他のメンバーは白けていたりとか、色々聞きますが。でも、音楽のなにが素晴らしいって、どんなクソやろうが演奏しようが、音楽が持ってるイノセンス、創出する聖なる瞬間は失われないところです。それが、全て過去形でくくられているのがミソです。 | [投票(2)] |
★5 | モンスター(2003/米=独) | 公判の最後にセルビーを見るリーの視線。自分を司法取引で売った相手を許し、死刑になる自分の人生を受け入れる。そして、相手がこれから強く生きる事を願う。まだ通じる心がある強く信じて何度も頷く。そこに至って、彼女は人が人に求めるのは見返りだけ、というこの映画が繰り返し描写してきた人間の真実からはみ出し、人ならざるモノになったと。タイトル通り。そして、Don't Stop Believing。涙w | [投票(1)] |
★5 | ザ・コミットメンツ(1991/アイルランド) | ここではないどこかに行かなくてはならない。自分がこれから生み出すであろうその夢を担保に今をドライブする。しかし、その夢を生み出す元もまた夢=幻想であると。ならば夢は死ぬのか?夢を見た俺は死ぬのか?永遠に問われ続けるべき若人の神話。 | [投票(1)] |