AONIさんのコメント: 更新順
死の追跡(1973/米) | 憎たらしい悪役を演じるロッド・テイラー(60年代の正統派二枚目)といい、法遵守の堅物保安官を演じるアル・レッティエリ(70年代の名悪役!)といい、定番とは正反対のキャスティングがユニーク。 目には目をとばかりに、子供を盾にとってまでして敵を追いつめようとする主人公の必死さが凄い。 | [投票] | |
コネクション マフィアたちの法廷(2006/米=独) | これぞ、劇場型裁判。アクション・スターとして有名なヴィン・ディーゼル、非アクション・ドラマでも味のある演技できるんだなぁ、と見直しました。 [review] | [投票] | |
彼女だけが知っている(1960/日) | 犯人の遺留品は当時さほど普及していなかっただろうし、斬新だったんだろうな。 ラストシーンといい、斜めカットの多用といい、名画『第三の男』を意識した映画作り。その名画を知っている人には、このラストにはニヤリとさせられる。 [review] | [投票] | |
暴力団(1961/日) | 『酔いどれ天使』で演じた熱血医師そのままの志村喬を登場させ、ストーリー展開は『汚れた顔の天使』という、過去の名画を堂々と頂いちゃう東映ヤクザムービー。クライマックスの鶴田浩二の大芝居は嫌いじゃない。 | [投票] | |
ニューオーリンズ・トライアル(2003/米) | タバコ会社訴訟だった原作を銃会社訴訟に変更したのは、ダスティン・ホフマンの提案らしい。そのせいか、近年はすっかり脇役に回った感のある彼だが、物静かな面立ちの中にも正義の炎を燃やす弁護士を演じていて、2000年以降の出演作品の中では、久々にノリ気というか、存在感を出していた。 | [投票] | |
女奴隷船(1960/日) | 丹波哲郎の海賊コスプレがイカす。アニメ『ONE PIECE』に登場しても遜色ないハマり具合。 本作においても、エログロ路線の新東宝に咲いた清純派、三ツ矢歌子にはお色気を期待してはいけない。三ツ矢の分まで三原葉子様が、男から男へと渡り歩くヴァンプ女優役を熱演。 | [投票] | |
秘境(1949/米) | 過去(西部劇時代)だけでなく、現代でも引き続き黄金をめぐるサスペンスが進行する、という二重構造がユニーク。 ノワール映画で活躍したアイダ・ルピノは、こういう役柄だとやはり映える。 | [投票] | |
無頼漢(1943/米) | 西部劇の新旧スター共演作だが、グレン・フォードが事実上の主役で、ランドルフ・スコットはサポート的な役回り。乱闘&銃撃戦があるたびに店を破壊される酒場のオヤジには同情。「西部で酒場なんてやるもんじゃない」、と風刺のきいたコメントも残す。 | [投票] | |
潜航決戦隊(1943/米) | 艦内で指揮官と副官が対立する、てのは定番の筋書きではあるが、その原因が「女を巡って」、というのは珍しいかも。罪な女だぜ、アン・バクスター。 | [投票] | |
海の魂(1937/米) | 酔い止めクスリのせいで皆がシャックリしだすシーンは名場面。 尺が短くテンポがいい分、『タイタニック』より十倍は面白く感じた。海難事故モノの隠れた逸品。 | [投票] | |
ラインの監視(1943/米) | アメリカにとっては「対岸の火事」であった欧州でのナチス脅威に対する警鐘映画。 映画版のみ付け加えたんだと思うが、ラストの一幕は不要。 | [投票] | |
ダニー・トラビス ダウンタウン徹底抗戦25時(1979/米) | マスコミの使い方といい、往年のフランク・キャプラ作品を彷彿とさせる、権力者に対抗する小市民の心意気を描いたヒューマン・ドラマ。発明家という主人公の特技が、警察との防戦で発揮される。小品ながら、なかなかの良作。 | [投票] | |
警視メグレ 上流階級の罠(1988/米) | TV映画だから仕方ないかもしれないが、CM挿入を待ち構えたような編集で全体を通して繋がりが悪い。パイプをくねらしメグレを演じるリチャード・ハリスは流石サマにはなっているが、フランス人には見えない。いうなれば“老境のホームズ”みたいな風貌。 | [投票] | |
北極星(1943/米) | ハリウッド創成期の名優2人、W・ヒューストンとE・V・シュトロハイムの対決はちょっとした見物です。左翼思想家としても有名なリリアン・ヘルマンのソビエト連邦への思い入れたっぷりの脚本は、面白味に欠けて好きになれない。こういうソ連応援映画がハリウッド資本の豪華キャストで作られた、ということが今では貴重な映画資料なんだろう。 | [投票] | |
欲望の谷(1955/米) | 原題を訳せば「乱暴者たち」とかになるんだろうが、この邦題の方が内容に合っている。欲望に取り憑かれた年増の悪女をバーバラ・スタンウィックが好演。やっぱり、この女優さんは巧い。 | [投票] | |
黄金のランデブー(1977/南アフリカ) | 武装集団がわざわざ原子爆弾まで持ち出す理由が見いだせない。 ロープを命綱に船窓から飛び降りたりと、リチャード・ハリスが文字通りの孤軍奮闘。 | [投票] | |
復讐無頼 狼たちの荒野(1968/伊=スペイン) | 革命による悲劇、革命家の「光と影」を織り込んだストーリー展開。主人公2人(革命家と医者)の緊張関係が、ラストまで続くところがいい。 | [投票] | |
姿三四郎(1965/日) | 柔道師匠役の三船敏郎は問答無用のカッコよさ。 若かりし山崎努の演技は、後の『八つ墓村』で見せる狂気の片鱗を伺わせていた。この人の狂人役は怖すぎ! | [投票] | |
恐怖の時間(1964/日) | たしかに「恐怖の時間」だ・・・、肝心のターゲットは除いて。加山雄三の役回りは、意識的な演出なのか無意識的な結果なのか分からないが、とんでもないピエロ役。 [review] | [投票] | |
キンキンのルンペン大将(1976/日) | 内容はチャップリンを意識した、ちょっぴりシンミリさせる人情喜劇なのだが、汚い公衆便所シーンなどに石井輝男らしさを感じる。 | [投票(1)] |