[コメント] 素ッ裸の年令(1959/日) - 点数順 (1/1) -
日活アクションと児童映画の奇怪な混淆物で、初井言枝のオーシマ系リアリズムから左卜全の童謡爺さんまで描写は幅広い。見処は「カミナリ族」描写で、冒頭のジャンプカット連発は清順史上屈指。 [review] (寒山拾得) | [投票(1)] | |
典型的な不良少年ものの1パターンであり、誰も判ってくれない焦燥から悪事に走る少年と、それを利用したりあるいは勝手に裁く大人たちの身勝手さを「無難に」描いている。斯様に覇気の感じられないフィルムにあっても、あからさまな背景画の前に立つ人物を捉えるフェイク感、それに臨場感著しいバイクチェイスは見もの。ことに赤木のラストはチープさゆえに際立つ魅力がある。 (水那岐) | [投票] |