AONIさんのコメント: 点数順
無宿人御子神の丈吉 黄昏に閃光が飛んだ(1973/日) | 冒頭の安田道代の件から、本編の夏八木勲の件まで、身分差別が生む悲劇が本作品のテーマ。 それにつけても、包丁をグルグルと振り回す夏八木勲の必殺技がカッコワルすぎ!そんでもって、肝心なところで吐血ばかりして情けなすぎ! | [投票] | |
弾丸か投票か(1936/米) | マフィアを影で操る黒幕の正体が、世界恐慌当時における世論の反感の矛先を反映しているようで、大変に興味深かった。 | [投票] | |
世界を彼の腕に(1952/米) | 仲が良いのか悪いのか。何かと張り合ってばかりいるグレゴリー・ペックとアンソニー・クインの2人。 花嫁奪還シーンは『カリオストロの城』を彷彿とさせる。 | [投票] | |
追跡(1947/米) | 幼き頃のトラウマに怯える男なんて、とてもロバート・ミッチャムのキャラではないと思う。しかしながら、深層心理サスペンスの趣向を西部劇で試みた内容は今見てもユニークであり、製作陣のその意欲は高く評価できる。 | [投票] | |
かげろう絵図(1959/日) | 権力欲に取り憑かれた獣たちが暗躍する大奥。そこに足を踏み入れてしまった人々の恐怖。設定は江戸時代ではあるが、いかにも松本清張らしい、背筋が寒くなる政治スリラー。それにしても、この唐突で中途半端な終わり方は一体!? | [投票] | |
黒田騒動(1956/日) | 対立関係にありながら、両者の間に交わされる儀礼、そして相手に対する敬意と信頼。 茶の御もてなしには、茶でお返し。古き日本人の「粋」を感じます。 | [投票] | |
彼奴を殺せ(1959/仏=伊) | タクシー運ちゃんたちの鉄の結束力に、さすがのバンチュラ様もタジタジだ。 | [投票] | |
新座頭市 破れ!唐人剣(1971/日) | 日本版と香港版で、クライマックスの対戦結果が違うそうな。そういやたしかに、編集次第でどちらの展開にも持っていける台詞と構成だ。 それにしても南原宏治、あんた [review] | [投票] | |
悪魔の追跡(1975/米) | どこもかしこも魔の手が・・・って、どれだけ大規模なカルト集団なんだ!? | [投票] | |
サタンバグ(1965/米) | 細菌テロの恐怖。この頃のハリウッド娯楽映画は、30余年も時代を先取りしていた! 難点を幾つか挙げれば、先ず犯人の動機付けが弱い、というか理解不能。科学的実証にも乏しい。いくらなんでも、水と油は別物だろう・・・。 | [投票] | |
黒薔薇の館(1969/日) | 丸山明宏サマ被害者の会。丸山サマの虜となり、身を滅ぼしていく男たち。どいつも、こいつも丸山ラブ。 上流家庭の御曹司を演じるのは室田日出男。似合わないってば・・・。 | [投票] | |
馬と呼ばれた男(1969/米) | 英国の貴族から一転して、ネイティブアメリカンの家畜にされた男の、「人間回帰」日誌。何かにつけて、自傷行為に走るスー族の慣習や儀式が鮮烈なインパクトを残す。ここまでネイティブアメリカンの生態を描くことに腐心した西部劇は他に無いだろう。 | [投票] | |
森の石松鬼より恐い(1960/日) | タイムスリップして森の石松になってしまった現代人・錦ちゃんと、戸惑う周囲の人々とのやり取りは抱腹絶倒。しかし、中盤以降は御定まりの時代劇に終わってしまった感がある。「時代劇のヌーベルバーグ」を作るという設定なのだから、もっと既定の物語を破壊しても良かった。 [review] | [投票] | |
ボディガード(1968/米) | 顧客と深い仲になり、その関係がこじれてしまうと仕事に支障がでる、その典型のような話。 女から何度も「おやすみなさい」と、断りの挨拶を送られているのに、しつこく食い下がるK・ダグラス。そのエロ根性を見習いたい。 | [投票] | |
狼獣たちの熱い日(1983/仏) | 名うての大物ギャングが逃げ込んでしまったのは、変態家族が暮らすグロテスクでメルヘンチックな不思議世界。 [review] | [投票] | |
戦後秘話 宝石略奪(1970/日) | 風変わりな一品。売春婦達を立ち直らせることに身を捧げる文太のキャラからして異色。映像もヨーロッパ映画のような美しさで東映カラーではない。 [review] | [投票] | |
銭形平次捕物控 美人蜘蛛(1960/日) | 思惑ありげな旅行一団。その旅先で起きてゆく連続殺人。背後には過去の事件が・・・。おそらく、アガサ・クリスティーの紀行ミステリーをお手本にしたのだろう。 [review] | [投票] | |
八点鐘が鳴るとき(1971/英) | なんと、あのアンソニー・ホプキンスが、ジェームズ・ボンド顔負けのスパイアクションを演じていますぞ! 最低な奴だけど、どこか憎めない美食家の上司ロバート・モーリーがいい味を出している。 | [投票] | |
スカイ・ライダーズ(1976/米) | 実父であることは最後まで明かさずに、別れた息子の為に体を張るジェームズ・コバーン様の姿に心打たれます。 自家用機の窓にできた風穴に、葉巻を差し込む仕種もキマってます。 | [投票] | |
青葉城の鬼(1962/日) | お家取り潰しの危機。影で糸を引き、中央集権化を狙う官僚。お家騒動を嗅ぎ付けた、ハイエナの如き恐喝屋。そんな逆風の中、己の世評や命を捨ててまで藩を守ろうとした男がいた。これは、何百人の部下を守る為に、お上と戦った男の熱いドラマである。 [review] | [投票] |