[コメント] ダスト(2001/英=独=伊=マケドニア)
荒削りながらも緻密。映画のチカラ。
ばーさんが語り始めた時、鳥肌がたった。突如として響きだす音楽が情動を揺さぶる。上映中、わけも無く、つっーと頬をつたう涙。ばーさんの紡いだ言葉を「息子」が受け継ぎ、語りだす。この映画、ストーリーは単純だと思うのだけど、わたしの映画体験としては凄いとしかいいようがない。うへぇー、な作品。個人的には、ばーさん(アンジェラ)の人生も誰か物語ってくれ、と願う。
"DUST TO DUST, ASH TO ASH."は思わず繰り返しつぶやいてしまうフレーズ。
とにもかくにも映画の力をみせつけられた。私的映画体験としては、『Pola X』や『シェルタリングスカイ』と並ぶ作品。
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