[コメント] 非情の町(1961/米=独=スイス)
検事が言う、「ドイツに死刑制度はないかもしれぬが我が米軍にはある!」って本当か?沖縄で繰り返される事件にはいつもカーク・ダグラス級の弁護士がいるって事か?
無駄のない優れた脚本でオーソドックスな作風が、104分を一気に見せる。 多くの登場人物がいるのに上手に描き分けられており、とても見易いストーリーである。しかも、その人物たちの背後に潜む本音の部分が描かれなくとも推測出来るような作りにも感心させられた。女性記者のナレーションという手法には賛否両論あるのだろうが、上映時間という制限枠がある中において、本作においては大変効果的な手法であったと思う。
それにしても面白い傑作だった。小粒ではあるが、どうしても人に勧めたくなってしまう一品があるとしたら本作のような作品を挙げるだろう。
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