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[コメント] 昭和歌謡大全集(2003/日)

願わくば、村上龍、出演者、監督などを劇場の出口に立たせておいて欲しい。 観終わった観客が彼等を思いっきり引っ叩くのだ。さぞかし気持ちよかろう。 ちなみにウンコを時間と金かけて撮っても同じの撮れる。自分達が刺されると思ってないからこういう無粋な映画が作れる。日本のエンタメ業界は如何に行き詰まってるかがわかる。あまりこういうものは見ないほうがいい。人間はそれほど精神的に強固ではない。
新町 華終

途中オシッコしたくてしょーがなく1時間ほど我慢でした。 トイレ行ってそのまんま帰っちゃおうかとも思った位。

…にしてもこういう殺人映画増えましたね。日本映画。 日本が文学不在な所為じゃないでしょうか。例えばハリガネムシとか言う直木賞作品の酷さったら目も当てられません。渋谷をフラフラしてる未成年を作品のネタ程度にしか考えてなかった都知事なんてのがあんなのを文学とか熱い躍動とか言ってるの訳わかんないですし、ただでさえ宗教観の希薄だった日本という国が、21世紀に入ってモラトリアムを抜け出したはいいが、あきらめと享楽ムードに満ちたソドムの街と化している現状に毎日のように吐き気を催してるのは決して俺だけじゃないと思うんですけどねぇ。

かと言ってさほどのモラリストでもない俺なんかはこうして下ネタ交えつつのレビュー書いて不快感を示すのが精一杯なわけですが。

ところで映画を観るにつけ、それほどまでに現代人って想像力欠如してるものなんでしょうかね?例えばわざわざ頚動脈切られたシーンをスローなんていうのも映像が説明的でくどい。「アホか」というくらいにくどい。そもそも村上龍自体がディテールにくどい作家らしいのでこういう作品になったのは当然みたいですが、その割に警察とか学校とかの「社会」に関しては一切の描写がない。半径1m劇場とでもいいますか、そこまで想像が及んでいない作家自身の幼稚性がそこかしこに滲み出ていた気がする映画です。

最後に、個人的に生卵をぶつけてあげたい連中の舞台挨拶を抜粋。

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まずは、「おばさん」チーム。「白い蝶のサンバ」をバックに登場。映画の中では、全員「ミドリ」という名を持つ親睦会「ミドリ会」のメンバーを演じています。

■内田「最初に殺されるミドリを演じました。ちょっと本当に死ぬかと思いました。好きな歌謡曲は、夏木マリさんの「夏のせいかしら」という曲です。実は役者は17年ぐらいやっているのですが、こんなにゴージャスな映画は初めてです」

■鈴木「2番目に殺されるミドリです。登場曲が「白い蝶のサンバ」だったので、ここで一曲歌っちゃおうかな・・・ウソでーす!!(笑)とても刺激的で、楽しい現場で、映画も刺激的ですがミドリ会はもっと刺激的だと思います。カラオケでよくリクエストされるのは、「伊勢崎町ブルース」です!」

■細川「私も、殺されます(笑)。ミドリ会のメンバーの一人として、みんないい人たちばかりで、ものすごく楽しい現場で、最高に楽しい時間を過ごせました。私の好きな曲は、夏川りみさんの「涙そうそう」です」

■森尾「おばさんの条件はクリアしているんですが、今まではそれに気付かないフリをしてきまして、このお話をいただいた時に、そろそろ現実を見なくちゃいけないんだな、と良い試練を頂きました(笑)。そんな哀愁もちょっと出ていると思いますので、そこも見てほしいです。好きな歌謡曲は、ピンクレディーの「U.F.O.」です」

■岸本「戦い抜いて、最後まで生き延びるミドリです。誰も言ってくれないので自ら言います!岸本加世子は、この映画で新境地を開きました!! 好きな曲は、私の人生最大の応援歌である、北島三郎さんの「兄弟仁義」です」

■樋口「ここに並んでいる通り、みんな個性バラバラで最初はどうなるかと思いましたが、現場はとても上手くいきました。いつもうるさい現場で、私はすごく楽しかったです。スカっと楽しめる映画は最近なかったと思います。好きな曲は、映画の中でもみんなで歌っている「星の流れに」です。10代の頃からカラオケで歌っていて、みんなで歌うシーンがあってすごく嬉しかったです。本当はひとりで歌いたかったんです!」

そしてファンが待ちわびていた「少年」チーム。「恋の季節」をバックに登場し、女性客の大歓声が響きました! ■村田「スギヤマ役をやりました。男の子の中にいて楽しかったです。浮遊感を大事にしたので、何か浮いてるな〜、と思ってもらえたら最高です。歌謡曲は、ガロの「学生街の喫茶店」が好きです」

■近藤「歌謡曲と作品がすごくマッチして、楽しい映画になっていると思います。好きな歌謡曲は、沢田研二さんの「勝手にしやがれ」です」

■斉藤「クランク・インの前に篠原監督から、この作品はおとぎ話だよ、メルヘンだよと言われていました。完成した作品は本当にメルヘンになっていると思います。好きな歌謡曲は、日本で一番古いパンクバンド、クレイジー・キャッツの「無責任一大男」です」

■池内「僕は今回、一番まともな、普通の役を演じています。すごく面白いファンタジー映画ができたと思うので、ぜひ楽しんでください。好きな歌謡曲は(手のひらを見て)円広志の「夢想花」…一応書いておきました(笑)」

■安藤「緊張しすぎてちょっと疲れちゃった…(笑)。何を言っていいかわからないんですが、楽しんでください。多分、僕の殺され方は大爆笑だと思うので、思い切り笑ってください。好きな歌謡曲は…ないんですよね、ないです」

■松田「何も考えないで見てくれたらいいんじゃないかと思います。(お姉様方との共演は)すごい光栄です。すごい緊張でした。好きな歌謡曲は、ないです」

最後に、篠原監督と原作者の村上龍氏が登場。映画への熱い思いを語られました。「昭和歌謡大全集」は2003年11月上旬、渋谷シネ・アミューズ、新宿シネマミラノほか全国にて公開(配給:シネカノン)

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(゚Д゚)ハァ?人殺し風情が「楽しい」ですか。狂ってますね。

(評価:★1)

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このコメントを気に入った人達 (2 人)sawa:38[*] 水那岐[*]

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