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[コメント] ルーヴルの怪人(2001/仏)

役者としては唯一の真面目キャラ、リザ役ソフィー・マルソーは亡霊に取り憑かれている時とそれ以外の時の演じわけがあまり出来ていないように思う。
わっこ

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

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ミイラの亡霊に取り憑かれた女性が夜毎、ルーヴル美術館をさまよう映画。

序盤はホラー映画っぽい展開なのだが、登場人物がリザ役ソフィー・マルソーを除くと、殆どコメディ・キャラで、行動や言動で必ず笑わせようとしている。そのためか、深刻な展開なのにそれに対応する登場人物はえらく呑気である。

また、終盤はリザから亡霊を解放するため、亡霊を成仏させる方向へと話が進むが、その展開を見てしまうと、殆ど日本の昔の怪談映画のパターンではないかと思えてしまった。

映画としては不満だらけなのだが、リザがアパートとルーヴル美術館に通じる地下道を作業員が止めようとする中で堂々と通って、ルーヴル美術館に入っているのに、終盤まで全く警備に怪しまれないのが実に奇妙。殺人に近い事件が起きているのにルーヴル美術館に引退寸前の刑事一人しか派遣しない警察というのも不自然だし。

役者としては唯一の真面目キャラ、リザ役ソフィー・マルソーは亡霊に取り憑かれている時とそれ以外の時の演じわけがあまり出来ていないように思う。

(評価:★2)

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