[コメント] 凶気の桜(2002/日)
あれほど形通りの「きれいな」右翼が現代日本に存在するとは思えないし、美貌の娘がメンバーに心を合わせてくれるとも思えない。作者はロマンチストの左翼か、それとも本当にどうしようもない馬鹿右翼かのどっちかだ。
大江健三郎の『政治少年死す』で、天皇を思い浮かべながらマスをかいて死んでゆく少年のことをちょっと重ね合わせてみたりもした。左翼って得てして極右に過剰なシンパシーを感じることがあるからね。でも、そうして生まれた作品はお伽話にもなりゃあしない。三文の価もつかない稚拙なロマンスだ。
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