[コメント] 秘密と嘘(1996/英=仏)
映画を見終った人むけのレビューです。
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すごく感想を書くのが難しかったりする。同じくパルム・ドールを受賞し、テーマ的にも似ている気がするナンニ・モレッティの『息子の部屋』の方が良かったのだが、良い映画である。
自分はこの映画に出ている役者を誰一人として知らなかったのだが、役者の演技がかなり良い。特にシンシア役のブレンダ・ブレッシンとホーテンス役のマリアンヌ・ジャン・バプティストが良い。大して構わない感じの中年女性であるシンシアをリアルに演じたブレッシン、母親を亡くし本当の母親を探すホーテンスの中の悲しみ、苦しさを静かに表現したバプティスト。このふたりが実の母子として顔をあわせた際、カフェで並んで座り、長回しで写したシーンが非常に印象的だ。感情を表に露わにするシンシアと感情を抑えて落ち着いて接しようとするホーテンスの対比が面白い。
終盤の会食のシーンでは、これもまたテーブルを囲む家族を長回しで写すのだが、その際に楽しそうに食事はしているものの、全員がすごく離れて見えるのが印象的だった。そのあとに、シンシアがホーテンスが実の子であると告白して乱れてしまうのだが、結果的には真実と向き合うことでみんなが近づくことが出来たのでは、と思う。正直言うと、完全には映画を摑めていないのだが、最後に黒人と白人の姉妹が理解し合っているシーンを見ると、良かったと思える。
人物関係が少し複雑なところが気になるのだが、タイトルにもなっている『秘密と嘘』に絡めて家族関係まつわるエピソードを描いたマイク・リーの脚本も地味に良い。
(評価:)
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