[コメント] 悲愁物語(1977/日)
脚本どおりに撮っていた前半のフラストレーションが爆発するかのように、赤、青、黄色の色彩が炸裂するエンディングが印象的。企業の宣伝戦略や住宅街の有閑主婦に象徴される俗世間への、鈴木清順の復讐と反乱ののろしのように見えた。
全篇に散りばめられた強烈な色彩イメージと唐突な場面展開に、当時清順作品をさほど観ていなかった私は度肝を抜かれとても興奮したのを覚えています。松竹の試写室で鈴木清順監督にチラシの裏(なんと失礼な!)にサインをいただいた思い出があります。
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