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[コメント] 黄線地帯(1960/日)

天知茂吉田輝雄もいい雰囲気を出しているし、お話としても、赤い靴を巡る東京から神戸への展開や、神戸に着いてからの百円札の数珠繋ぎ等うまく緊張感を創出しているのだが、しかしこの映画の魅力は何と云っても神戸のカスバ(!)の造型とヒロイン三原葉子に尽きる。
ゑぎ

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







 ラストに向かって強引に登場人物が収斂していく展開は許容し難い感もあるが、仮装バーで三原葉子が唐突に肌も露な姿で踊りだすシーンの何と云う高揚感。また、カウンターに登場した天知茂の肩越しにダンスする彼女が捉え続けられる縦構図カットの映画的興奮。しびれます。

(評価:★3)

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このコメントを気に入った人達 (1 人)寒山拾得[*]

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