[コメント] CQ(2001/伊=米=仏=ルクセンブルク)
オシャレなだけで中身がない作品だと思ったらむしろその逆だったという。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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1969〜70年という時期を舞台に持って来たのは監督の趣味なんだろうけど、同時代を生きた人間として共感する部分は大きい。
特に物語や表現方法に斬新さを感じはしなかったが、予想以上に手堅い作りで、結構安心して観ることができた。ビジュアルのオシャレ感やシチュエーションのナンセンスさを求めて行くと確実に肩透かしを食らうと思う。
オシャレな時代をオシャレに生きず、見苦しいほどに悩む青年の姿をアパム、じゃなかったジェレミー・デイビスが好演している。
私は言葉では上手く表せないのだが、古いものと新しいもの、堅実なものと理想のもの、現実と夢、などが判然としない時代に生きる判然としない登場人物たちの姿が妙にリアルに見えた。
アンジェラ・リンドヴァルがキュート。
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