[コメント] 地球最後の男 オメガマン(1971/米)
フィルムの色、音楽、そして街並みといい70年代アメリカ映画的雰囲気満点の映画。ストーリーや映画そのものはB級感丸出しだけど、なんとも憎めない部分があるのと、音楽がすごく好きなのでおまけで☆4。衆愚のもたらす悲劇が少し切なくはある。
多分『アイアム・レジェンド』を見ていなかったら、その存在に一生気づかなかっただろうこの映画。DVDが安くなってたので購入・鑑賞。
CG使わずに、冒頭の廃墟となった大都会を再現したのは大したもんだなあと妙な所に感心したりする。昔の映画を見る時、手作りの所に目が行くようになった。
映画そのものは、絶望で未来を見失うと人は時として愚かになるという、寓意的な部分が芯にあって、その周りの肉付けはそこそこ面白いのだが、どうにもB級感が抜けきれないのが残念な部分だ。
こうして見ると、『アイアム・レジェンド』の細部の作り込みはすばらしくよくできているので、それだけにあっちの結末はなおさら残念に感じた。
他の映画のことはさておき、この映画を見ていてフィルムの少々色あせた感じや、音楽、そして街並みが70年代アメリカ映画的雰囲気をかもし出しており、そういうノスタルジックな点では非常に楽しかった。
ストーリーには少々疑問点があるんだけれど、どことなく憎めないところがあって結構楽しめた。それと、何より音楽が非常にセンスが良かったので、おまけのおまけで☆4。
全米ライフル協会の元会長、チャールトン・ヘストンはここでも鉄砲撃ちまくり!殺しまくり!
(評価:
)投票
このコメントを気に入った人達 (0 人) | 投票はまだありません |
コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。