[コメント] ドラえもん 帰ってきたドラえもん(1998/日)
涙腺が緩むのを覚悟しながら、やはり涙なしでは観られなかった。切っても切られない大親友との別れ。それは言葉に出来ないほど哀しく、切ない。のび太の沢山の涙が、ドラえもんの心に何を訴えかけたのだろう…。感動の大傑作。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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感動ショートのシリーズとしての1作目だが、ここまで原作を汚すことの無い傑作を生み出したスタッフの皆さんに、本当に心から感謝したいと思う。渡辺歩監督の、ドラえもんを見出すパワーは魅力的だ。
のび太にとって運命共同体ともいえるドラえもんの存在。突如として「明日の朝帰ろうと思うんだ」などと言われた小学生ののび太の心情は容易に想像できる。傍から見たら残酷だ。しかし、藤子不二雄はそれを逆手にとって、感動しつつ爽快になれる作品へと感化させたのだ。本当に素晴らしい。
あの温かい世界観は、悲しみに暮れるのび太をほんわかと包み込み「ドラえもんが居なくてもへっちゃらだい」と、一歩一歩突き進もうとさせる、また未来のドラえもんを「のび太くんならきっと大丈夫だよ…」と、遠い未来からの後押しさせていた…。
ドラえもん、ずーっとずーっと、のび太のそばにいてやってくれよ
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